熊本県で開発した新技術
 近年、ウンシュウミカンのナシマルカイガラムシが増加傾向にあります。その要因として、樹勢低下樹や裏年、冬期の低温遭遇等で、年によっては越冬期のマシン油散布ができなかったことも大きな要因と考えられます。
 そこで、熊本県農業研究センター果樹研究所では、ウンシュウミカンのナシマルカイガラムシに対して、越冬期のマシン油乳剤散布に代わる防除法を明らかにしました。今回、マシン油に代わりに、樹体に影響を与えずに越冬期防除が可能となったことで、安定したナシマルカイガラムシ防除が期待できます。